「チラシ集客を始めたいので反響率や費用など目安が知りたい」
「チラシ集客をしてるけどなかなか反応がない」
「いまどきチラシって効果あるの?」
こういったお悩みを抱えていませんか?
新規集客といえば、Web広告やSNS、ホームページなどを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。しかし、Web集客は費用もかかる上に難易度も高いため、なかなか手軽に始められません。そういった中で、チラシ集客は低コストから始めることができる優秀なツールと言えるでしょう。
本記事では、リフォーム業界における「チラシ集客」について、反響率をアップさせるコツや具体的な費用について解説します。ぜひ最後までご覧ください。
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【意外と知らない】チラシ集客の基本
チラシ集客は、ただリフォームの案内を記載して配布するだけではありません。反響を獲得するためには、チラシ集客の基本的な考え方に基づいたチラシを制作する必要があります。
ターゲット
マーケティングにおいて、ターゲットとなる顧客は「今すぐ客」「そのうち客」「まだまだ客」に分類されますが、チラシ集客におけるターゲットは「今すぐ客」です。
今すぐ客とは、商品やサービスを今すぐ必要としている人のことを指します。例えば、トイレリフォームのチラシを配布する場合は、「トイレが壊れたので今すぐに交換したい人」「ウォシュレットの調子が悪いからすぐにでも交換したい人」こういった、今まさにサービスを求めている方をターゲットとします。
「そのうち客」や「まだまだ客」がターゲットにならない理由として、チラシ1枚だけではニーズを引き上げることが難しいからです。ですので、チラシを制作する場合は、今すぐ客をターゲットとしたチラシを制作することが重要となります。
今すぐ客:今すぐに商品・サービスが欲しい人
そのうち客:商品・サービスに興味があるけど、今すぐでなくても良いという人
まだまだ客:商品・サービスに関心はあるけど、欲しいとは感じていない人
配布方法
チラシの配布方法は2通りあります。それぞれメリットデメリットがあるため、使い分けが必要となります。
折込チラシ
折込チラシは、新聞と一緒に折り込まれるチラシです。ターゲットが新聞を購読している方限定となるため、年齢が高くなる傾向にあります。ちなみに、新聞は4世帯のうち1世帯しか購読していないというデータもあるため、75%の家にはチラシを届けられません。折込チラシしか対応できないエリアを除いては、ポスティングをおすすめします。
ポスティング
ポスティングは、折込チラシよりも金額が高くなりますが、幅広い世帯にチラシを届けることができます。また、細かなエリア指定や「戸建てのみ配布」といった細かなターゲティング設定もできるため、精度が高められると言うメリットもあります。リフォームのチラシを配布する際は、ポスティングの利用をおすすめします。
リフォーム業界におけるチラシの反響率
リフォーム業界におけるチラシの反響率目安は1,000~5,000分の1程度となります。反響率は、サービスの価格と反比例しますので、チラシに掲載するリフォーム内容が高額になるほど反響が少なくなります。
ちなみに、競合の多い外壁塗装でチラシ集客を行う場合、15,000~20,000分の1といわれていますので、リフォームの方が比較的反響を獲得しやすい傾向にあります。反響率の目安をお伝えしましたが、あくまで目安ですのでこれよりも反応が悪い場合もあれば良い場合もあります。
チラシの反響率は、「エリア」「チラシの内容」「ポスティング業者の質」によって変動するため、まず配布エリアを決めて5000枚程度配布し、反響率を計測してみましょう。もし、5,000枚配布して反応が無ければエリアを変えて5,000枚配布します。それでも反応が無ければチラシの内容やポスティング業者を変更してみて再度計測するといった方法で改善を行い、反響率の向上を目指しましょう。
反響率を上げるために必要な8つのコツ
チラシ集客において、反響率を上げるために必要なコツを8つ紹介します。
その1:見てもらえるような工夫
当たり前の話ですが、チラシを見てもらえるような工夫が必要です。基本的に、チラシはほとんど見られずに捨てられてしまいます。自宅に届くチラシを想像してみるとわかりやすいと思いますが、多くの方がざーっと見て重要そうな書類がなければゴミ箱に捨てるはずです。そのため、少しでも見てもらえるような工夫をすることが重要です。
具体的な施策としては、目を惹くような色を使ったり、魅力的なキャッチコピーを用いたりする方法が効果的です。これらは、ざーっと見てもらえた時に効果を発揮します。
そして、もう一つおすすめの施策が単独配布プランor自社配布です。一般的に、チラシのポスティングを依頼した場合、他のチラシなど複数枚まとめてポスティングされます。例えば3枚まとめてポスティングされた場合、ポストから出すときに一番上と一番下のチラシは目につきやすくなりますが、真ん中のチラシは見られない可能性が高まります。
そこで、単独配布や自社配布を行うと、1枚単独で配布されるため、ポストから出すときに見られる確率が高くなるというメリットがあります。費用は高くなりますが、ポスティング会社もおすすめする方法ですので、反響率が伸び悩む場合はぜひ採用してみてください。
その2:心に響く訴求
チラシを作る場合、心に響くような訴求を行い、お問い合わせにつながるようなチラシを作成しましょう。例えば、家に2枚のチラシが届いたとします。
- トイレリフォームを検討中の方は▲▲建設までお問い合わせください!
- トイレに座る前に確認してください!便器の根本に水が染みた汚れがあると交換のサインかも!?
後者の方が、興味をそそりませんか?
デザインも重要ですが、文章に力を入れることで反響率に大きく影響します。これには、セールスライティングと呼ばれるテクニックが必要です。
自社でチラシを作成されている会社も多いですが、セールスライターにチラシ作成を依頼することで、顧客に響くチラシを作ることができます。
その3:特典を用意する
チラシには、オファーと呼ばれる特典を用意することで反響を得やすくなります。割引クーポン券を付けたり、チラシを持ってきた人は〇%割引と記載したり、料金を安くしてお得感を出す戦略が一般的です。
おすすめの方法として、「トイレ交換をした方はクロスと床の張替え無料」「期間限定!お見積り金額の50%オフ!」といった破格のサービスを掲載することです。初回は利益を優先するよりも、お客様の声を集めることと、新規顧客の獲得を目的とし、将来的な売上に繋げるという戦略が必要です。
破格の割引でサービスを提供すると勇気がいりますが、「こんなに安いの!?」というような驚きを与えることで、お問い合わせ獲得がしやすくなるので、ぜひ検討してみてください。
その4:期限を設ける
「特典」とセットで期限を設けることで、お問い合わせにつなげやすくなります。「〇日までにお申込みの方限定」と記載するだけで、すぐに行動するように促します。また、〇名様限定といった、購買意欲を掻き立てるような表現も効果的です。
その5:お客様の声を掲載
チラシには、必ずお客様の声を掲載しましょう。飲食店などを探す時に口コミを参考にするかと思いますが、リフォーム会社を選ぶ際も第三者の評価が重要な要素になります。できれば、顔写真+実名(又はイニシャル)付きで、お客様の声を掲載しましょう。
その6:従業員の顔写真を載せる
チラシに、従業員(社長や担当者)の顔写真と一言を載せることで、信頼感を得やすくなります。限られたスペースの中で、多くの情報を載せることは難しいですが、「社長の写真とリフォームに対する想い」をチラシに載せただけで新規のお客様から高額リフォームを受注できた事例もあるため、必ず掲載しておきましょう。
その7:何度も配布する
チラシは、同じエリアに毎月配布することで反響率を上げることができます。直接的な接点は無くても、毎月チラシがポストに投函されているだけで、会社を認知してもらいやすくなります。接触回数が増えると、警戒心が薄れて親近感が沸きやすくなる「単純接触効果」も期待できるため、一度配布して反応が無かったエリアでも商品を変えて毎月送ってみることをおすすめします。
その8:ネット検索された時の受け皿を用意
チラシを見た後のお客様の行動として、ネットで会社名を検索する場合もあります。そういった時に備えて、ホームページの整備や無料でできるGoogleマップのアカウントを整備しておきましょう。
- 会社概要
- 施工事例
- お客様の口コミ
などの情報を充実させておくことで、問い合わせ数の向上につながります。
チラシ集客の費用対効果
チラシ集客は低コストから始められるため、なるべく広告費用を抑えて集客したい場合に最適です。ここでは、チラシ集客にかかる費用と、費用対効果について解説します。
チラシ制作費
チラシ制作費の相場は3万円~10万円程度です。
チラシといっても広報用と広告用の2種類に分けることができます。
広報用は、イベントの告知や新店舗オープンなど、デザイナーが作成するチラシです。安価で制作することができ、クラウドソージングを利用すると3万円程度で制作を依頼できます。
一方で、広告用チラシは、セールスライターと呼ばれる物を売るための文章執筆を専門とするライターが構成などを作成し、その後デザイナーがデザイン制作を行います。ライターとデザイナー二人三脚での制作となるため、5万円~10万円程度と少し割高になります。広報用と比較して「売ること」に特化しているため、チラシ集客の際は、広告用チラシの制作をおすすめします。
印刷+ポスティング費用
チラシ制作の後は、印刷してポスティングを行います。新規集客の際は5000部程度配布することをおすすめしますが、最低でも2000部~3000部は必要です。
ラクスルのように、印刷とポスティング一括で請け負う会社がおすすめで、A4両面カラーの印刷費用としては下記の価格が目安となります。
- 標準配布10円/部
- 戸建て指定20円/部
- 折り込み6円/部
地域によっても費用が異なり、地方になるほど割高になる傾向になります。ちなみに印刷のみ依頼する場合は2~3円/部となります。
費用対効果(5000部配布した場合)
チラシの費用対効果を計算する前に、前提条件を決めておきます。
- 月5000部配布
- チラシ制作費用5万円/月
- 印刷+ポスティング費用10万円(20円/部)
チラシを毎月5000部配布する場合、必要な費用として1ヶ月15万円です。
粗利率目標を30%として、受注工事価格ごとに比較すると下記の表のようになります。
受注工事価格 | 粗利(30%) | 広告費 | 粗利-広告費(利益率) |
50万円 | 15万円 | 15万円 | 0円(0%) |
100万円 | 30万円 | 15万円 | 15万円(15%) |
150万円 | 45万円 | 15万円 | 30万円(20%) |
会社により人件費や諸経費が異なりますが、5000部配布して100万円以上の工事を受注できれば、費用対効果が高いと言えるのではないでしょうか。
費用対効果を考えたチラシの目的
費用対効果の解説を行いましたが、「チラシ集客はあまり費用対効果が高くないな…」と感じた方も多いのではないでしょうか?たしかに、そのお客様と1回限りの工事で終わってしまうのであれば、ただの利益の薄い工事となります。しかし、今後も末永くお付き合いすると考えるとどうでしょうか?
例えば、トイレのリフォームを依頼されたとします。クロスと床の張替えを含めたとしても30万~50万程度の売上でしょう。しかし、将来的にキッチンのリフォームやお風呂のリフォーム、外壁塗装や建具の交換など様々な工事が発生する可能性もあります。良好な関係性を築いておくことで、30万~50万の工事が10倍以上の売上につながるかもしれません。
前置きが長くなりましたが、リフォーム会社におけるチラシ集客の目的としては、顧客リストの獲得とLTVの最大化です。LTVとは、ライフタイムバリューの略称で、そのお客様が一生のうちでどれだけお金を使ってくれるかという指標です。チラシ集客によって、新しいお客様とのつながりを作り、単発工事でなく長期的に関係性を維持し続けて優良顧客に育てていくことが理想です。
すべてのお客様が優良顧客になるとは限りませんが、見込み顧客リストを増やし続けて多くのお客様を囲い込むことで、リフォーム会社の経営を安定させることができるでしょう。
リフォーム会社の集客ならチラシから始めましょう
本記事では、リフォーム会社におけるチラシ集客について、反響率をアップさせる方法や費用対効果について解説しました。まずは、集客できるチラシを制作し、5000部ほどポスティングを行い最低でも100万円の受注を目指しましょう。もし、100万円に満たなかったとしても、工事後にニュースレターを送付したり、工事後のアフターメンテナンスなどにより関係性を維持して、継続的な工事の受注につなげましょう。
当社ではチラシ制作を行っていますが、新プランとして「漫画チラシ制作」を始めました。漫画を使うことで従来のチラシよりも読まれやすくなり、売り込み感が少なくなることが特徴です。今なら半額でお試しいただけますので、興味のある方はぜひ詳細をご覧ください。
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