リフォーム会社の集客方法13選!Stripeオリジナルの施策も紹介

リフォーム会社 集客方法

「リフォーム会社を経営してるけど売上が伸び悩んでいる」
「今まで既存顧客に頼っていたので、新規集客をしたことがない」
「なるべくお金や手間をかけずに集客できる方法が知りたい」

こういった悩みを抱えていませんか?

インターネットで検索すると色々な情報が出てきますが、表面的な情報が多く、何から手を付けて良いか悩んでしまいますよね。この記事を書いている私は、リフォーム会社に勤めながら建設業専門のマーケティング会社を経営しております。そのため、リフォーム会社特有の多忙さや、利益率なども理解した上で現実的な集客方法を解説することができます。

本記事では、現役の現場監督であり集客の専門家でもある私が、リフォーム会社の集客方法について本当におすすめできる方法を紹介します。Web・オフライン、新規集客・既存顧客集客など集客方法について網羅的に解説し、集客成功事例なども交えてわかりやすくお伝えしていますので、ぜひ最後までご覧ください。

目次

リフォーム会社の集客方法を選ぶポイント3選

リフォーム会社の集客を行う際、会社の規模や状況により手法が変わります。ここでは、自社に合った集客方法を見つけるためのポイントを紹介します。こちらの内容を参考にしながら、次の章で紹介する集客方法を参考にしてみてください。

ポイント1:新規集客と既存集客を使い分ける

リフォーム会社が集客を行う場合、ターゲットとなる層は新規集客と既存顧客の2種類に分かれます。集客=新規集客という認識の方が多い印象を受けますが、実は既存顧客の集客に力を入れた方が売上アップに繋がりやすいこともあります。

既存顧客の大切さとは

ビジネスにおいて、8:2の法則というものがあり、”売上全体を見た時に売上の8割が2割の優良顧客によって生み出されている” と言われています。優良顧客とは、既存顧客や新規で高額な工事を依頼してきた顧客のことを指します。お得意様や太客をイメージしてもらえると良いでしょう。「既存顧客をターゲットにする?一度リフォームをした顧客に対して何を売るの?」といった声も聞こえてきそうですが、既存顧客に対してアプローチする方法が3つあります。

既存顧客から工事を受注する3つのパターン

  1. 築年数の経過により家全体が傷んでいる場合
  2. 耐用年数を見据えた10年~15年後のリフォーム
  3. 紹介

既存顧客から仕事をもらえる場合、これらの3つのパターンに分けられます。

1については、一度トイレのリフォームをしたけど、実は浴室やキッチンなど他の箇所の工事も検討しているといったパターンです。家を建てて10~15年ほど経過すると、耐用年数の関係でおおよそ同じタイミングで様々な箇所で不具合が起きる可能性があります。1度リフォームしたけど、すぐに依頼がくる可能性もあるため、工事後も関係性を保つ必要があります。

2については、工事をした箇所が耐用年数を迎えたころに再度工事を依頼されるパターンです。かなり長いスパンですが、これまでに工事を行った既存顧客が1000人いた場合、10年スパンで工事の依頼が来ると考えると単純計算で1年で100人の方から工事の依頼が来ることになります。既存顧客リストなどが残っていれば積極的に活用すべきです。

3については、工事をした顧客の知り合いを紹介してもらえるパターンです。もし、一度工事をして満足いただけたのであれば、お客様の知人で「リフォームを考えているけど良い業者知らない?」といった人がいた場合、紹介してもらえる可能性が高くなります。

既存顧客からは、主にこれらの3パターンで仕事を受注することができます。新規集客よりも既存顧客の方が集客しやすいといったデータもあるため、積極的にアプローチしましょう。

新規集客と並行して既存集客を行うのが最適解

初めての工事でお客様に満足していただき、関係が良好であれば、新規集客よりも既存顧客から仕事を受注する方が簡単です。なぜなら、一度工事をして満足しているため信頼を獲得できているからです。集客を検討する際は、新規集客をしながら既存顧客にもアプローチをする方法がベストといえるでしょう。

しかし、下請け仕事が多い会社では、お客様との間に元請けがいるため直接お客様と繋がっていないこともあります。そういった下請けメインの会社の場合、新規集客に力を入れて直接つながれるお客様を獲得し、顧客リストを増やしていくと良いでしょう。

ポイント2:地域密着型と全国展開型で集客方法が異なる

リフォーム会社は、地域密着型の会社と全国に店舗を構える全国展開型に分類されます。地域密着型は、近隣の市町村のみ対応している会社から近隣都道府県まで幅広く工事を行う会社までが該当します(おそらく、本記事を読まれている方は地域密着型に該当する方が多いかと思います)。地域密着型の場合は、エリアの絞り込みができる集客手法を選定することをおすすめします。

ポイント2:予算に応じた方法を選ぶ

集客するためには、広告費が必要となります。チラシなどオフラインの集客は低コストで始められ、オンラインの集客は費用が高くなる傾向にあります。あまりコストをかけたくない場合は、低コストで始められるオフライン集客から始め、売上に応じて徐々に広告予算を上げていくと言う方法が良いでしょう。

【Web】リフォーム会社の新規集客方法7選

最初に、Webを使ったリフォーム会社の新規集客方法について紹介します。

1. SNS集客

SNS集客は、X(Twiter)、Facebook、TikTok、Instagramなど様々な種類があります。SNSは無料で始められるということもあり、昨今人気の集客方法ですが、思ったように効果が得られず更新が途絶えてしまっている会社様も多くいらっしゃいます。ここでは、私がおすすめする2つの媒体について集客方法を紹介します。

Instagram

Instagramは、国内利用者が3,000万人を超える人気のSNSです。画像や動画(リール)がメインコンテンツですが、2024年現在は動画(リール)の方が多くの人に見てもらうことができます。運用する場合は、定期的に動画を投稿して再生回数を増やし、ファン(フォロワー)を集めて認知度を高めましょう。SNSは仕組上、特定の地域に向けての発信ができないため、地域を限定せずにファンを増やしながら、その中で近隣地域に在住のフォロワーからのお問い合わせに繋げるという集客方法になります。

動画の投稿内容としては、

  • 施工中の様子
  • Before/After
  • お客様のインタビュー
  • 従業員紹介

といったコンテンツがおすすめです。動画の内容はすべて自分で考えるのではなく、Instagramのリールを見ながら面白いと感じたコンテンツを真似して自社に落とし込む方法がおすすめです。

運用方法としては、動画(リール)を定期的に投稿してアクセスを集め、画像投稿にて施工事例などのコンテンツを投稿すると良いでしょう。

TikTok

TikTokは、国内利用者が1,600万人を超える10代~20代に人気のSNSです。ショート動画がメインのSNSですので、運用する場合は動画コンテンツを制作する必要があります。Instagramと同様に、特定の地域に向けての発信ができないため、地域を限定せずにファンを増やしながら、お問い合わせに繋げるという運用方法になります。Instagramに比べて、フォロワー外の人に閲覧してもらいやすいSNSのため、運用初期の頃でも動画の再生数を伸ばしやすいSNSです。

投稿内容に関してもInstagramと同様で、

  • 施工中の様子
  • Before/After
  • お客様のインタビュー
  • 従業員紹介

といったコンテンツがおすすめです。Instagram同様に、TikTokを流し見しながら自分の手が止まったコンテンツ(面白いコンテンツ)を保存しておき、構成を真似して自社に落とし込む方法がおすすめです。

2. Web広告

Web広告は最低でも10万円以上の広告費が必要ですが、予算さえあれば短期間で認知を広げることができるツールです。様々な広告媒体がありますが、リフォーム会社の集客については、SNS広告とリスティング広告を抑えておけば良いでしょう。

SNS広告

SNS広告はSNS上に出稿できる広告で、おすすめはFacebook広告です。Facebook広告は、FacebookとInstagramに出稿ができ、ユーザーの属性や地域などを絞って配信することが可能です。広告を出稿するためには、Facebookアカウント作成(無料)、広告クリエイティブとよばれる広告として表示させる画像や動画の制作(2万円程度~)、広告をクリックした後に表示させるLPと呼ばれるサービス紹介ページの制作(10万~30万円程度)が必要です。

SNS広告は、リフォームを必要としている人(顕在層)だけでなく、日頃からリフォーム関連のコンテンツを閲覧している人(潜在層)にも配信ができるため幅広い層にアプローチできます。

幅広い層にアプローチできますが潜在層が多いため、リフォームを今すぐ必要としている人からの問い合わせを狙うより、ショールーム見学や無料相談会の案内といった無料で参加できるサービスを告知して、より多くの見込み顧客リストを獲得するために使うことをおすすめします。

リスティング広告

リスティング広告はGoogle検索画面に表示できる広告で、例えば「渋谷区×リフォーム」といったキーワードで検索した人に対して広告を出稿することができます。そのため、広告を見る人のニーズを明確に絞ることができ、かつ検索画面の上部に表示されるため、効率よくお問い合わせ獲得につなげることができます。

対応地域と対応工事の掛け合わせキーワード(渋谷区×外壁塗装、渋谷区×トイレリフォーム等)にて出稿できるため、認知度の拡大にもつながります。広告を出稿するためには、広告をクリックした後に表示させるLPというページ(10万~30万円程度)の制作が必要です。

3. ホームページ集客

ホームページ ”集客” と表記していますが、ホームページを制作しただけでは直接集客につながりません。ホームページの目的は、社名で検索した人に会社の情報を伝えることと、ブログによるSEO集客の2つです。SEO集客については次の章で解説するため、ここでは前者について解説します。

ホームページは、見込み客が広告やチラシ、Googleマップなど様々な媒体から会社名を知り、ネットで会社名を検索した人に対してアプローチするために使うことができます。リフォーム会社において、準備しておく必要があるページは下記の5つです。

  • ブログ
  • 施工事例
  • 従業員紹介
  • 代表挨拶
  • お問い合わせページ

会社名で検索してきた人に対して、これらの情報を掲載しておくことで会社の信頼性や実績などを伝えることができ、お問い合わせにつなげることができます。

4. ブログによるSEO集客

SEO集客とは、ネットで検索した人からのアクセスを集めて集客につなげる手法です。対策方法は、問合せにつながるキーワードで検索された際に、上位表示できるようなコンテンツ(ブログ)を執筆し、アクセスを集めます。全国展開している会社と、地域密着の会社で対策方法が異なりますので、それぞれ解説します。

全国展開している会社

全国展開している会社の場合、リフォーム関連のキーワードにてコンテンツ(ブログ)を執筆し、上位表示を狙います。

例えば、「トイレのリフォーム」「キッチンのリフォーム」「リフォーム 補助金」といったリフォームを検討している人が検索しそうなキーワードを抽出し、それぞれのキーワードごとに記事を執筆します。注意点として、最低でも月100件以上検索されているキーワードを狙うことがポイントです。

地域密着の会社

地域密着型の会社では、地域名を掛け合わせたキーワードにてコンテンツ(ブログ)を執筆する必要があります。例えば「〇〇市 リフォーム」「〇〇市 トイレリフォーム」といったキーワードです。しかし、地域名の掛け合わせキーワードでは、検索数が少ない傾向にあります。例えば、「渋谷区 リフォーム」は月320回検索されていますが、「渋谷区 トイレ リフォーム」は月50回も検索されておりません。

検索数が月100回以下の場合、ほとんどお問い合わせにつながらず集客効果は見込めないといえます。地域密着型の会社の場合でも、人口が多かったり、対応エリアが広かったりする場合はSEO集客を実施しても効果が見込めますが、人口が少ないエリアで活動されてい会社の場合は、SEO集客以外の方法をおすすめします。

ちなみに、検索順位別のクリック率は下記の通りです。

検索順位CTR
1位39.8%
2位18.7%
3位10.2%
4位7.4%
5位5.1%
6位4.5%
7位3.4%
8位2.6%
9位2.4%
10位2.2%

「渋谷区 リフォーム」は月320回検索されていますが、1位だと128人がサイトへアクセスし、3位だと32人となります。そもそも、こういった地域のキーワードは競合サイトがかなり強く、上位表示させるためには代行会社を使ってもかなりの時間がかかることが予測されます。SEO代行を依頼する場合は、月30万円が相場で、さらにサイトの改修費用や記事コンテンツを投稿するためにも1本月2万円~の費用が発生します。

関西エリアや関東エリアなど、ある程度広いエリアを活動地域としているリフォーム会社の場合は、やる価値はありますが、近隣都市しか対応していないといった場合はSEO対策はやらなくても良いでしょう。

5. YouTube

YouTubeは、長時間の動画だけでなくショート動画も投稿できるサービスです。InstagramやTikTokは、SNS側からおすすめされるコンテンツを閲覧することが多いですが、YouTubeでは検索して動画を探す人もいるため、需要のあるキーワードに対して動画を投稿するという方法がおすすめです。

再生回数やチャンネル登録者数を伸ばすための運用はかなりハードルが高いため、検索で訪れた人に対してピンポイントで情報を届けるアカウントを目指すと良いでしょう。

6. Googleマップ集客(MEO集客)

Googleマップ集客は、Googleビジネスプロフィールの運用を行い、Googleマップで上位を狙ったり、口コミを集めて信頼を得るための集客方法です。運用を行う際、Googleビジネスプロフィールのアカウント開設が必要ですが、Google側が自動でアカウントを開設している場合もあります。Googleにてご自身の会社名で検索し、自社のアカウントの有無を確認しましょう。

運用方法としては主に3つの作業が必要です。

  • 会社の情報(会社名、住所、電話番号など)を正しく設定
  • 定期的に投稿を行う
  • 口コミを集める

Googleマップ集客を行うことで、2つのメリットがあります。1つ目は、「地域名×リフォーム」といったキーワードで上位表示できた場合、確実に認知度が上がります。そのため、選択肢の一つとして認知させることが可能です。

2つめのメリットは、高評価の口コミを地道に集めることで、あなたの会社の信頼性を高めることができることです。1つ目で説明した、「地域名×キーワード」にて認知された後、口コミ数が多く評価の高い会社であればお問い合わせにつながる確率を上げることができます。また、会社名で検索した場合も上位表示されるため、チラシや広告などであなたの会社を知った人に対してアピールすることができ、お問い合わせにつなげることができます。

無料でできる施策のため、運用してみることをおすすめします。

お知らせ

当社では、Googleマップ集客の運用代行も行っております。今なら初回3ヶ月半額でお試しいただけますので、興味のある方はぜひ詳細をご覧ください。
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7. 見積比較サイトやマッチングサイト

リフォームナビやホームプロといった見積比較サイトやミツモアやゼヒトモといったマッチングサイトは、登録するだけでお問い合わせを獲得できるため、非常に便利なツールです。しかし、価格競争が激しかったり、サイト側に手数料を支払う必要があったりと、なかなか利益を出しづらい仕組みとなっています。独立したばかりの会社や、利益率度外視でとにかく仕事が欲しい会社は登録してみても良いですが、価格にシビアなお客様が多いため個人的にはあまりおすすめしない集客方法です。

【オフライン】リフォーム会社の新規集客方法3選

次に、オフラインでの、新規集客方法を3つ解説します。

1.チラシ

チラシ集客は、ひと昔前の古いやり方といったイメージがあるかもしれませんが、今でも十分に効果があります。私個人的には、Web広告が飽和状態ですので、チラシは逆にチャンスだと捉えています。ただポスティングするだけでなく、10~20年以上前に建てられたであろう地域の戸建てや分譲マンションに絞って配布することで精度を高めることができるでしょう。

ご自身で配布しても良いですが、ポスティング業者に依頼して3000世帯~5000世帯に配布して、反響率を確認しながらチラシの内容を変えたり配布エリアを変えたりして、改善していく手法がおすすめです。いきなり成果に繋がらない可能性もあるため、最低でも半年程度続けることをおすすめします。

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当社ではチラシ制作を行っていますが、新プランとして「漫画チラシ制作」を始めました。漫画を使うことで従来のチラシよりも読まれやすくなり、売り込み感が少なくなることが特徴です。今なら半額でお試しいただけますので、興味のある方はぜひ詳細をご覧ください。

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関連記事:リフォーム会社のチラシ集客!反響率アップのコツや費用についても解説

2. 野立て看板

野立て看板は、地域で認知度を高めたい場合に最適です。地域の規模にもよりますが最低でも5カ所以上設置すると効果を得られやすいでしょう。

野立て看板なんて効果ないでしょ…と言う方も多いのですが、東京八王子のきぬた歯科という歯科の話はご存知でしょうか?Web広告を辞め、野立て看板に広告予算の大半をつぎ込んで340箇所の野立て看板を立てた結果、たった1店舗でインプラントの販売数日本一の記録を樹立しています。野立て看板は古い集客手法のように思われますが、案外馬鹿にできない施策でもあるのです。

注意点として、野立て看板は認知を高める手段です。看板を見てネットで検索する人が一定数いるため、ホームページを整備しておく必要があります。効果を実感するためには、活動エリアに野立て看板をたくさん設置する必要があります。そして、認知されるためには、ある程度の時間がかかります。まずは他の集客手段で売上をアップさせた上で検討することをおすすめします。

3. 交通広告

バスなどに掲示する交通広告も、野立て看板と同様に認知を高めるために使います。意外とコストが安く、1万円前後でバスの外側に看板を掲示することができます。野立て看板と同様に広告を見た人がネットで検索した場合に備えて、ホームページを整備した後で掲載すると良いでしょう。

4. イベント集客

イベント集客は、無料で参加できるイベントを開催して、見込み客と繋がりを作る集客方法です。ショールームを構えている会社であれば、子供たちが楽しめる催しを企画してショールームへ足を運んでもらうきっかけを作る方法が一般的です。ショールームが無くても、リフォーム無料相談会やくじ引き大会など様々なイベントを企画して地域とのつながりを作ることができます。

イベント集客の注意点として、その場で営業せずに、あくまで地域の方とつながりを作り、信頼関係を築くことを目的とします。イベント参加時に住所や名前などを記載していただき、ニュースレターの送付などを行うという方法がおすすめです。

関連記事:リフォーム会社がイベント集客を成功させる方法や成功事例を解説!

リフォーム会社における既存顧客を集客する方法2選

これまで新規集客の方法を解説しましたが、リフォーム会社が既存顧客をターゲットとする場合の集客方法を2つ紹介します。

1. ニュースレター

ニュースレターは、即効性が無くあまり人気のない集客方法です。しかし、既存顧客向けに毎月送付することで、顧客との関係性を作ることができるため、当社でもおすすめする施策の一つです。ニュースレターでは商品やサービスの売り込みは御法度といわれており、施工事例や従業員紹介、お役立ち情報など楽しい読み物をイメージして作ります。

工事が終わった後も関係性を維持することで、別の工事が必要な時にお問い合わせをもらいやすくする目的があります。

2. DM

DMは、既存顧客に対して送るメッセージカードのようなものです。ニュースレターとは異なり、お客様に合わせたものを制作する必要があります。目的はニュースレターと同じで、「工事完了後も気にかけています」というアピールができ、関係性の維持につなげることができます。

  • 誕生日月
  • 工事完了後1ヶ月
  • 工事完了後半年
  • 工事完了後1年

このように定期的に発信し、「その後不具合などございませんか?何かありましたらお気軽にご連絡ください」といったメッセージを記載しましょう。

Stripeがおすすめしない集客方法2選

ここでは、集客に関するお仕事をしながらリフォーム会社で現場監督としても働く私が、あまりおすすめしない集客方法について紹介します。

1. テレアポ

テレアポは、リストを購入して電話をかけて営業する方法です。最近、リフォーム会社による詐欺なども横行しているため、電話をすることで怪しい会社という印象を持たれる可能性もあります。そもそも、個人宅に電話する場合、電話番号をどこで知ったの?と不信感を抱かれる可能性もあるため、テレアポは必要無いと考えて良いでしょう。

しかし、法人をターゲットにしている場合は、チラシや工事案内などの小冊子を配布した上で電話にて営業するのはアリだと考えています。法人の場合は電話番号がWeb上に掲載されているため、必要な資料を送付した上で電話にて営業しても良いでしょう。

営業部隊がいない小規模な会社の場合は、日中工事を行いながらテレアポをすることは難しいはずです。そういった場合は、テレアポ会社にて電話をお願いするという方法もあります。

2. 訪問営業

訪問営業も、昨今のリフォーム会社詐欺などの関係であまりおすすめしません。有名な詐欺でいうと、「近くで工事している者のですが、屋根の点検を無料でやってます。」と嘘をついて屋根に上り、わざと屋根を壊して工事を行うといった事例が有名です。ですので、訪問営業自体怪しまれる可能性もあるため、不要と考えて良いでしょう。

広告費予算ごとにおすすめの集客方法

ここまでで、リフォーム会社の集客方法に関して概要をお伝えしました。しかし、どの集客方法から始めれば良いのか悩む方も多いのではないでしょうか。ここでは、リフォーム会社の広告費にかけられる予算ごとにおすすめの集客方法を紹介します。ぜひ、自社に当てはめて参考にしてみてください。

広告費をかけられない小規模のリフォーム会社

従業員が1名~10名程度までで、売上が3億に満たない会社を小規模と定義します。通常、広告費は売上の2%以上はかけるべきですが、売上2億の会社だと年間400万の広告費が必要です。しかし、ここまでの広告費をかけられないですよね?私も小規模リフォーム会社に勤めていますが、2%も広告費に充てられないというのが現実です。そういった広告費をなるべくかけたくない人向けに、コストのかからない集客方法を紹介します。

低予算戦略1:Googleマップ集客

Googleマップ集客は、「地域×リフォーム会社」と検索した際に検索画面上部にあるマップ情報の中で順位を高めたり、口コミを増やしたりする施策のことです。無料で始められるため、おすすめの方法です。

日々の投稿をしながら、良質な口コミを集めることで順位や評価を高めることができます。店舗ビジネスでは、Googleマップ上の口コミや情報を必ず調べられますので、必ず整備しておきましょう。ほとんどのリフォーム会社様がやっていないため、運用を続けるだけで効果が見込めるでしょう。SNSと同様に無料で始められるため、今すぐにやるべき施策と言えます。

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低予算戦略2:既存顧客向けのニュースレター

既存顧客向けの施策ですが、もしエンドユーザーのお客様から直接仕事を請けている場合は、過去の履歴をさかのぼり、顧客リストを集めましょう。そして、既存顧客向けのニュースレターを月1回配信することをおすすめします。ニュースレターは、売り込みを行わないため直接売上につながりません。そのため、人気のない施策ですが、毎月配信して関係性を構築することで、いざ工事が必要なタイミングに依頼されやすい状況を作ることができます。

家を新築してから10年~20年スパンでリフォームが必要となるケースが多いです。例えば、一人のお客様から10年に一度工事の依頼があるとすると、かなり気の遠くなる年数に感じられるはずです。しかし、1000人の顧客リストがあれば1年に100件の問合せがある計算となります。月に9件受注するとなると売上にかなりインパクトを与えられます。

毎月発生する参考費用としては、ニュースレター制作費5万円程度と、印刷費用1通20円程度、発送費用1通120円です。仮に100通送ると64,000円、1,000通送ると25万円程度(袋詰め郵送代行費含む)必要となります。

Web施策と比較するとかなり安く実施できるため、会社の規模に関わらずおすすめの施策です。

低予算戦略3:チラシポスティング

なるべくお金をかけずに新規集客する場合は、チラシポスティングがおすすめです。チラシは、ただ作って配布するだけでなく、内容とターゲティング設定にこだわることで反響率をアップさせることができます。また、コピーライティングと呼ばれる商品を売る要素を詰め込んだチラシにすることで、さらにお問い合わせ数を増加させられるでしょう。リフォーム会社の反響率は、100万円以上の工事を掲載する場合、2000~3000分の1といわれており、トイレ工事など数十万の工事だとお問い合わせの確率はアップします。

参考費用として、チラシ制作費用5万円程度、印刷・ポスティング込みで1枚20円程度です。3000枚配布する場合は11万程度費用が必要です。まずは1000枚~2000枚配布してみて、様子を見ながら毎月の配布枚数や内容を調整しましょう。

お知らせ

当社ではチラシ制作を行っていますが、新プランとして「漫画チラシ制作」を始めました。漫画を使うことで従来のチラシよりも読まれやすくなり、売り込み感が少なくなることが特徴です。今なら半額でお試しいただけますので、興味のある方はぜひお問い合わせください。

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低予算戦略4:漫画ニュースレター

あまり出回っていない施策ですが、A4両面の漫画ニュースレターを毎月既存顧客向けに配布するという施策です。介護リフォーム店で導入した結果、準備していたエアコン15台が即日で完売したり、10万円以上の水廻りリフォームが6件以上売れたり、月1件程度した依頼が無かった扉のリフォームが月15件に増えたりと様々な結果がでています。

普通のニュースレターは商品の売り込みが御法度と言われていますが、漫画にすることで売り込み感を少なくできます。さらに、漫画にすることで読まれやすくなるというメリットもあります。

お知らせ

新サービス「漫画ニュースレター制作」を始めました。今なら3ヶ月間半額でお試しいただけますので、興味のある方はぜひお問い合わせください。

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広告予算がかけられる中規模以上のリフォーム会社

従業員が10名以上で、毎月の広告宣伝費を30万円以上かけられるような会社を中規模以上と定義します。ある程度の広告費をかけられる前提での集客方法について紹介します。

中規模以上向け戦略1:ホームページ集客

ホームページ集客といっても、ホームページを作るだけで集客はできません。会社名で検索した人に向けて、適切な情報を発信してお問い合わせにつなげると言う目的で使用します。

  • TOPページ
  • ブログ
  • 施工事例
  • 従業員紹介
  • 代表挨拶
  • お問い合わせページ

このような構成でホームページを作成し、ブログと施行事例は最低でも週1回は更新しましょう。また、従業員の顔写真やお客様の声なども掲載するとお問い合わせに繋がりやすくなります。

ホームページ制作の価格は30万円~200万円とデザインやページ数などに応じて価格差があります。最低限のコンテンツでも十分に効果があるため、予算に応じたホームページを制作しましょう。

中規模以上向け戦略2:Web広告(リスティング広告)

Web広告は、集客方法の中でも一番拡散効果があります。地域を絞った配信が可能で、大阪市内で「水廻り リフォーム」と検索した人に向けて配信することができ、効率的に多くの人へ広告を届けることができます。運用するためには、LPと呼ばれる販促ページが必要です。また、運用代行会社へ依頼することが一般的ですが、Webが得意な方であれば自社で運用しても良いでしょう。

費用として、LPの制作が30万円程度~、広告費用が月10万円程度~、運用代行費用が広告費の20%必要です。仮に、広告費用を30万円と設定する場合、初月66万円、翌月以降で36万円の費用が必要です。

リフォーム集客における成功事例

リフォーム集客において、さまざまな集客方法を紹介しましたが、実際の成功事例を2つ共有させていただきます。小規模なリフォーム会社で実現したコストのかからない施策に絞りましたのでぜひ参考にしてみてください。

424万円の高額リフォームをたった1回のチラシ配布で売った方法

リフォーム業界は、悪徳業者も存在するため警戒される可能性の高い業界です。チラシを配布したとして、「どうせこの金額じゃできないんでしょ?」「見積依頼したらしつこく勧誘されそう」といったネガティブなイメージがあるため、なかなかお問い合わせにつながらない場合もあります。こちらの事例の会社の施策としては、「チラシに社長の顔写真と仕事に対する想い」を掲載しただけです。その結果、反響率が跳ねあがり結果的に424万円の高額リフォームを受注出来たそうです。

チラシで初めて知った会社に対して、400万円を超える高額リフォームを依頼した理由としては、社長の人となりがよくわかるチラシにしたことで、信頼性を担保できたからだと推測できます。警戒されがちな業界だからこそ、社長の顔や仕事に対する想いなど熱いメッセージを入れることで、安心して仕事の依頼ができると感じてもらえたのが成功要因でしょう。

チラシにある工夫をするだけで2700部配布して500万円の売上を作った秘策

介護リフォーム専門の既存顧客向け施策の事例です。「ある工夫」とは、漫画ニュースレターのことで、ある月に単価の高いお風呂リフォームを紹介した漫画ニュースレターを2700部配布(印刷、郵送で35万円程度)しました。その結果、8件の問い合わせが来て売上500万円受注したそうです。粗利30%としても120万円程度の利益が残るため、人件費やその他諸経費など含めてもかなり利益が残る計算となります。漫画ニュースレターは、既存顧客に向けて毎月異なる工事の提案を行うため、こちらの会社は毎月安定して売上を上げられています。

その他の成功事例に興味はありますか?

ここで紹介した成功事例は、当社で制作した電子書籍「リフォーム会社・工務店・外壁塗装店のための ゼロコスト集客成功事例集27選」の中から抜粋しています。

今だけ下記ページにて無料で配布していますので、ぜひこの機会にダウンロードしてみてください。

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自社の状況に合わせた集客方法により売上をアップさせましょう

本記事では、リフォーム業界における様々な集客方法について紹介しました。

多くの施策を紹介しましたが、何も新規集客をしたことがない場合は、

  • 既存顧客向けのニュースレター
  • 新規集客向けのチラシ

この2つから始めると良いでしょう。

それぞれ制作費5万円程度+印刷代+郵送費が発生するため、予算に応じて配布数を調整すると良いでしょう。

新規集客向けか既存顧客向け、どちらの集客を優先すべきか?と疑問に思われる方も多いかと思いますが「既存顧客向け」を優先しましょう。なぜなら、新規集客よりも既存顧客の方が圧倒的に費用対効果が高く成果を出しやすいからです。なんとなく、既存より新規を集めたいという想いがある方が大半だと思いますが、まずは既存集客を行い売上の底上げをした上で新規集客に取り組むというのが当社のおすすめの方法です。

【無料】集客のお困りごとをお聞かせください

期間限定で、集客に関するご相談を無料でお受けしています。メールでのご回答となりますが、御社の状況やお困りごとなどお問い合わせいただければご回答させて頂きます。本記事に関する質問でも構いませんのでお気軽にご相談ください。

※しつこい営業や当社サービスの勧誘など行いませんのでご安心ください。

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